2010年7月13日(火)、太白区中央市民センター(たいはっくる) 小会議室2 にて開催しました。
課題範囲は、第4部 第1章〜第4章でした。
参加者は、13名でした。
終了後は、養老乃瀧長町駅前店にて意見交換会を開催しました。
あいにく席が一杯で、何人の方には自主的な口減らしをしていただきました。
お気遣いありがとうございました。
次回は是非みなで!
第4部 社会か、経済か
第1章 社会の一体性をいかにして回復するか?
第2章 対峙するグルーバル経済と国家
第3章 大事なのは社会だー日本の先送り戦略の意図
第4章 NPOが年コミュニティをもたらす
この章は、実は以前ドラッカー熊本読書会に参加したときに、課題となっていた章です。
その時は、読まずに参加していたので、内容は把握できていなかったのですが、強く印象に残っていたことが、異口同音に「難しい」と言っていたことです。
私にとっては、どれくらい難しいのだろうか?と少し身構えての読書会となりました。^^;
まず第一章が身近ながらに味わい深い文章です。
人によっては、全くわからないという方もいらっしゃいます。
この章は特に、ドラッカーがマネジメントへ向かう出発点である政治学3部作「経済人の終わり」「産業人の未来」「企業とは何か」を読んだことがない方には、確かに理解しにくい章だろうと感じます。
この章の最後の方に出てくる言葉が実に深く響きます。
これから始める1000年、あるいは100年におけるわれわれに化された最大の課題が、そらら諸々の組織の自立性を保ちつつ、しかもグローバル企業にあっては主権国家の管轄さえ超えた自立性を保ちつつ、今日では戦時以外は失われてしまった社会の一体性をいかにして回復するかである。
(中略)
あらゆる組織が、それぞれの機能への絞り込みを厳しく保ちつつも、社会全体のために協同し、各々の政治機関と協力する意思と能力を新たにしてくことである。
国境という境界の意味がなくなったグローバルな世界で、機能する社会を構築するために、それぞれの組織が全体との関連付けの中での部分の最適化を図る必要があるということです。
これは、まさにTOCの基本的前提の一つ「部分と全体の間に対立はない」(No Conflict between Local and Global)ということである。
非常に難しい挑戦ではありますが、すでに我々はその一端を経験しているはずです。
システムの範囲を、グローバルな社会におくのか、それとも企業という組織におくのかの違いがありますが、システムの全体最適をおこないための知識と経験はすでに持っています。
そのシステムの範囲はフラクタル性(自己相似性)を持っていて、それぞれの階層において、サブシステムを含めたシステムの全体最適を志向するだけの話です。
そうなると、一番大切なことは「グローバルな社会の目的(ゴール)は何か?」ということになります。
この問に対する答えを考え続けることが、我々現代に生きる人に課せられた最大の課題であり、将来の世代(こどもたち)に対する責任なのだろうと思うのです。
第一章を哲学的に噛みしめると、第2章から4章はそのための各論をしているだけかな、と感じます。
何も難しいことはありません。
難しいと感じるのは、正解がないからではないかと思います。
我々が解決しなければならないオンゴーイングな問題をつきつけられているからなのではないかと思います。
もっと書きたいことがあるので、また追記するかもしれませんが、取り急ぎコメントまで。